日本で働くときは、お給料だけでなく「社会保険」に入っているかどうかも大事です。
「アルバイトでも入るの?」「給料から引かれているけど何のため?」と感じる外国人の方が多いです。
ここでは、日本で働く外国人の方がおさえておくべき社会保険のポイントを説明します。
【社会保険とは?】
会社で働く人が入る、生活をまもるための保険のしくみです。病気・けが・仕事がなくなったとき・年をとったあとの生活を助けるためにあります。
フルタイムで働く人は、会社が手続きしてくれるので基本的には自動で加入します。自分で申し込みをしない場合でも、給料から保険料が引かれていることがあります。
🏥 社会保険の種類
次の4つが社会保険と呼ばれます。
・ 健康保険
病気やけがで病院に行ったとき、3割だけ自分で払います(残りは保険)。
長く休んだときにお金のサポートが出ることもあります。保険料は給料から引かれます。
・ 厚生年金保険
年をとったあとの生活のために、将来年金をもらえる制度です。これも給料から引かれます。
・ 雇用保険
会社をやめたときに「失業手当」などのサポートが受けられます。給料から少しずつ引かれます。
・ 労災保険(仕事中のけが・病気の保険)
仕事中や通勤中にけが・病気になったときの医療費や休んだときのお金をカバーします。すべての働く人が対象で、これは会社が払います。
👩💼 アルバイトの場合
つぎの条件をすべてみたすと、アルバイトやパートでも健康保険と厚生年金に入ります。
・ 週20時間以上はたらく
・ 月のお給料が 88,000円以上
・ 2か月以上はたらく予定がある
・ 会社の人数が51人以上(※会社によって変わる場合あり)
💰 保険料のはらい方
・ 保険料はお給料から自動でひかれます
・ めんどうな手続きは会社がします
・ 半分は自分・半分は会社がはらうしくみになっています
・ お金を用意するのが大変なときは、会社や役所に相談できる場合があります
❓ よくある質問
▶ をクリックすると答えが表示されます
Q1. 自分が社会保険に入っているかどうか、どうやって分かりますか?
Q2. 入る条件をみたしているのに、入っていないようです。
Q3. 毎月お金がひかれるので、そんをしていませんか?
🔑 ポイントまとめ
・ 社会保険は 健康・年金・雇用・労災 の4つが基本
・ アルバイトでも条件をみたせば入る
・ 保険料は給料から自動でひかれ、会社も半分負担
・ 入っていないと思ったら、会社か公的機関に相談する
📚 参考
困ったらすぐ相談を
社会保険に入れていない・説明がなくて不安・給料からひかれている金額が分からない、というときは1人でがまんしなくて大丈夫です。つぎのところで相談できます。
・ 労働基準監督署(加入の確認・労働条件の相談)
・ 外国人労働者向け相談ダイヤル(やさしい日本語で相談できます)
※この内容は、日本で働く外国人の方に向けてわかりやすくまとめたものです。最新の法律・制度については、会社や公的機関に確認してください。
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