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コラム / 2023.03.24

【日本で働く】福利厚生(ふくりこうせい)とは?

日本で働くとき、「福利厚生(ふくりこうせい)」というサポートを会社や国から受けることができます。

このページでは、外国人の方にもわかりやすく「日本の福利厚生」について説明します。
どんなサポートがあるのか? 誰が使えるのか? 注意するポイントは?

日本で安心してはたらくために、ぜひチェックしてみてください。

 【目次】

■福利厚生とは?

■誰が福利厚生を受けられる?

■日本の福利厚生の種類と内容
① 保険
② 手当
③ 休暇

■外国人が知っておくべきポイント

■福利厚生がある仕事を探すには?

■よくある質問(FAQ)

■福利厚生とは?

福利厚生とは、あなたと家族が安心してくらせるように、
会社や国からもらえるサポートのことです。

たとえば、病院に安く行ける健康保険や、仕事を休んでも給料が出るお休みなどがあります。
これは、働いている人が元気に仕事をつづけられるようにするためのしくみです。

会社によって、もらえるサポートはちがうこともあります。
仕事をさがすときは、「どんな福利厚生があるか?」もチェックすることが大切です。

■誰が福利厚生を受けられる?

福利厚生は、働いている人なら、だれでも受けられるサポートです。

たとえば、正社員・契約社員・アルバイト・パートなど、はたらき方に関係なく、会社がルールにそってサポートを用意していることがあります。

ただし、会社によって、内容や条件はちがいます
たとえば、ある会社ではアルバイトの人も通勤手当がもらえるけれど、別の会社ではもらえないこともあります。

自分のはたらき方でどんな福利厚生があるのか、会社に確認することが大切です。

■日本の福利厚生の種類と内容

日本の会社でうけられる福利厚生には、いろいろな種類があります。
ここでは、よくある3つのグループに分けて紹介します。

① 保険:病気やけがのときのサポート
② 手当:お金に関するサポート
③ 休暇:仕事を休むときのサポート

これから、この3つについて、くわしく見ていきましょう。

① 保険

1-1. 健康保険とは?

健康保険(けんこうほけん)は、日本に住む人が入る大切な保険です。
会社で働いている人は、ほとんどの人がこの保険に入ります。

病気やけがをして病院に行くとき、自分が払うお金は30%だけです。
のこりの70%は、会社や国が払ってくれます。

このおかげで、病院に安く行けるというサポートをうけられます。

1-2. 雇用保険とは?

雇用保険(こようほけん)は、会社で働いている人が入る保険です。
会社がこの保険に入れてくれるので、自分で手続きしなくても大丈夫です。

この保険に入っていると、つぎのようなときにサポートが受けられます。
・病気やけがで働けないとき
・会社をやめて、しごとがなくなったとき

そのあいだ、お金がもらえるしくみになっています。

※ パートやアルバイトでも、はたらく日数や時間によっては入れないことがあります。
くわしくは、会社にたしかめてください。

 

② 手当(てあて)

2-1. 住宅手当とは?

住宅手当は、家の家賃や引っこしのお金を会社が一部はらってくれるサポートです。

たとえば、会社が「家賃の30%をサポートします」といったルールをつくっていることがあります。
このような手当があると、生活のお金がへって、安心してくらすことができます。

ただし、住宅手当がない会社もあります。あるかどうかは、会社に聞いてみましょう。

2-2. 通勤手当とは?

通勤手当は、会社に行くときの交通費をサポートしてくれる制度です。

バスや電車を使って会社に行く人は、その分のお金を会社がはらってくれることがあります。
全額のばあいもあれば、一部だけの会社もあります。

この手当も、会社によってルールがちがいます
仕事をさがすときや、はたらく前に、きちんと会社にたしかめましょう。

 

③ 休暇(きゅうか)

3-1. 有給休暇とは?

有給休暇は、お給料をもらいながら会社を休むことができる日です。

たとえば、病気になったとき家の用事があるときなどに使えます。
有給休暇の日数は、はたらいた年数や会社のルールによってちがいます

自分に何日あるのかどうやって申請するのかは、会社にたしかめましょう。

4-1. 出産・育児休暇とは?

出産・育児休暇は、赤ちゃんが生まれる前や、生まれたあとに、会社を休むことができる制度です。

このあいだも、お金がもらえるしくみがあります(給付金といいます)。
お母さんだけでなく、お父さんも育児休暇をとることができます。

休む期間やお金の内容は、会社や国のルールによってちがいます。
いつからいつまで休むのかどうやって申請するのかを、会社とよく相談してください。

■外国人が知っておくべきポイント

日本で働く外国人の人も、ほとんどの福利厚生をうけることができます。

ただし、ビザの種類(在留資格)や、はたらく時間によって、入れる保険やもらえる手当がちがうことがあります。

たとえば、週に20時間以上はたらく人は、雇用保険に入れることが多いです。
でも、短い時間だけ働く人は、入れないこともあります。

また、会社から説明がなかった場合でも、自分から聞くことが大切です。
「この会社にどんな福利厚生がありますか?」とたずねてみましょう。

あなたの生活を支える大事な制度なので、よく理解してから働くと安心です。

■福利厚生がある仕事を探すには?

仕事をさがすときは、その会社にどんな福利厚生があるかをチェックしましょう。

求人情報に、つぎのような言葉があるか見てください。
・社会保険あり
・交通費支給
・住宅手当あり
・有給休暇あり

これらは、福利厚生があるサインです。

仕事をえらぶときは、給料だけでなく、福利厚生も大事なポイントです。
安心して長くはたらくためにも、サポートがしっかりある会社をえらびましょう。

福利厚生がある仕事をさがしたい人は、こちらをクリック。

サポートがある仕事一覧

■よくある質問(FAQ)

Q1. 外国人でも日本の福利厚生をうけられますか?

はい、在留資格(ビザ)があり、会社ではたらいている人は、
国籍にかかわらず、福利厚生をうけられます
ただし、会社のルールやはたらく時間によって内容がちがうことがあります。

 

Q2. どんな仕事に福利厚生がありますか?

正社員・契約社員・アルバイトなど、さまざまな仕事に福利厚生があります。
会社の求人情報に「社会保険あり」「交通費支給」などと書いてあるかをチェックしましょう。

 

Q3. 自分がもらえる福利厚生をしりたいときは?

会社に聞くのがいちばん正確です。
「この仕事にはどんな福利厚生がありますか?」とたずねましょう。
会社によってサポートの内容はちがいます。

 

Q4. 母国と日本の福利厚生はどうちがいますか?

日本では健康保険や年金制度、有給休暇などが法律で決まっています。
国によって制度はちがうので、日本で働く前に、日本のしくみを知っておくと安心です。